NOEL ノエル

クリスマスだというのに心が寂しい人々の群像劇、なんですが、スーザン・サランドン以外誰一人として寂しそうに見えないよ。家族に死なれた系の安易な不幸設定を使いすぎなのが悪いんだと思われる。そもそもキャスティングが何かおかしい。愛する彼の異常な嫉妬深さに悩む女の役にペネロペ・クルスって、それは「確かにペネロペなら彼も心配だろうな」というツッコミを誘導してるの? 
アラン・アーキンはあんな意味不明なエピソードに使われて勿体無い限りだし、ノークレジットで出てる某有名俳優のキャスティングに至ってはもう無粋と言うしかない。もっとホーリーな感じの人がいるでしょ。ただし、ポール・ウォーカーに関してはこれくらいが分相応ですので、とても見やすいです。ファンは必見。彼の容姿がゲイ受けすることがネタにされていて面白かった。