ミート・ザ・ペアレンツ2

日本公開が遅れたせいですっかり盛り下がった感のあるこの映画。今度は婿の実家が舞台ということで、舅と実父の強烈キャラ対決にでもなるのかと思ったら、あらら、やってることは前作とほぼ同じですよ。状況は前作と違う(今度は舅のほうが“よそ者”)のに、舅にだけ反省させて大団円とするオチまで同じなのは一方的すぎると思った。主人公はいい加減謝ることを覚えたらどうだ。
あと、もっと個々のキャラクターを尊重してもらいたい。せっかくのダスティン・ホフマンバーブラ・ストライサンド夫妻が、コメディ文脈において主人公の立場を悪くする道具としてしか使われてないのは勿体無さすぎるもの。おまけにホフマンはコメディ演技がちょっと滑り気味だ。ちなみに、キャストで要注目なのは何と言っても本当にベン・スティラーに似てるレイ・サンティアゴ君でしょう。今後どんな映画に出るのか気になる。