ステルス

さすがに大画面で観ると迫力がありました。予告編でも印象的だった円形爆発のシーンとか、パラシュート落下のシーンなんかはすごい緊迫感。肝心の無人ステルス機がなんだかヒョロヒョロしててあまりカッコよくなかったり、無駄に人の生き死にの扱いが軽いストーリーには不満がないでもないけれど、きっちり爆発してきっちり盛り上がるところが戦闘機アクションとして圧倒的に正しいなあ、と思った次第であります。
えー、そしてこの映画はジョシュ・ルーカスの初のメジャー主演作でもありまして、こんな晴れ舞台は二度とないかも、との思いで見守ったのですけど、こいつ、やっぱり華がないのな。華がないなりに顔の演技(パイロット役ですから)を頑張っているのは見て取れたのでいいのだけど。
他、窮地に追い込まれて必死に逃げ惑うばかり、という美味しい役回りのヒロインのジェシカ・ビールと、アカデミー賞受賞直後とは思えない安い扱いのジェイミー・フォックスを比べてみるのも一興。僕的注目株エボン・モス=バカラックが出てたのも嬉しかった。『イルマーレ』のハリウッド版にも出るみたいで、楽しみ。