ULTRAMAN

自衛隊のエースパイロット真木は退官前最後のフライトで謎の赤い発光体に遭遇して墜落、しかし奇跡的に命を取り留める。難病の息子との触れ合いに心を注ぐ彼だったが、防衛庁に連行され、それと同時に体に異変が起こり出し……というお話。
いや、この映画に『AΩ』(→感想)を期待した自分が悪いのはわかってますが、それにしたってこれはダメだろう。一体どんな観客を想定してるの?子供向けとしては主演:別所哲也という時点でもうアウトだし、かと言って大人向けというほどのくすぐりもない。ウルトラマン・怪獣双方のデザインに魅力がなく、売り物であるらしい空中戦もCGまみれでちっとも迫力なかったりで、これじゃヲタク受けも悪かろう。何より驚いたのはエンドクレジットの後に続編の特報が出たこと。ええっ、これの続編作るのか?誰も観ないって!
主演の別所哲也は肝心の「苦悩」演技が失笑物になってしまっていて失格。ヒロインの遠山景織子はさらにその上を行く棒読み演技。あと、特筆すべきは音楽のダサさかな。盛り下がることこの上なかった。