彼氏がステキになったワケ

主人公のヲタク青年はバイト先で出会った気の強い美人と付き合うことになり、彼女の手によってルックス及び内面に改造を加えられていくが、その過程において友人達との関係がギクシャクし出し……というお話。
パッケージと邦題からしてブラック・コメディだろうと思っていたらコメディでも何でもなくてちょっとびっくり。画面に映る人物は主人公とその彼女、主人公の友人とその彼女の4人だけで、この4人が延々ダベってるシーンを時系列順に並べて心理や関係性の変化を示す、みたいな趣向。もう、思いっきり退屈なわけですが、締めのセリフに少し気が利いてて見終わった後そんなに悪い気持ちにはならなかった。オチはバレバレなんだけど。
強気な彼女役のレイチェル・ワイズはすっかり怖い顔になっちゃってまあ……という感じ。役には合ってる。主演のポール・ラッドは元々ギークでナードなキャラの人なのでこれもハマり役。ただ、どちらも魅力的とは言いがたい。