ピクチャー・パーフェクト 彼女が彼に決めた理由

主人公ジェニファー・アニストンは仕事はできるのにいまいち認められない女性。そこで彼女がちゃんとした社会人であると示すために友人が勝手に彼女の婚約者をでっち上げるが、その彼を会食の席に連れて来ることになってしまい……というお話。
きちんとお約束を押さえた軽めのロマンティック・コメディで、僕が気楽に見られるのはこういう映画だったり。あとはB級ホラー映画とか。勝手な女と寛容な男という構図と言い、主人公の決死の“演説”で全てが解決する展開と言い、ラストの「二人の恋の顛末をみんなが見守っている」ってな絵面と言い、綺麗に決まってて問題なし。恋のアドバイス役を意外な人物に振ってるのも巧い。
主演のアニストンは色気のない体が活きていて、安定したコメディエンヌっぷり。主人公の想い人役で出て来るケヴィン・ベーコンはアニストンと絵的に相性悪すぎで、恋のお邪魔虫としてはなかなか適役かも。