谷川流『涼宮ハルヒの溜息』

前巻(→感想)のその後、退屈を紛らわせるために今度は映画を作ると言い出したハルヒに振り回されるSOS団団員達だったが、またもハルヒの暴走が変なところに作用しちゃって……というお話。
前巻の面白さを100とするとこれは40くらい。基本的な話の筋は前巻と同じで、ハルヒの暴走を止めるために主人公が捻り出した妙案がオチとして置かれているのだけど、これがなんとも退屈な代物でどうでもいいわーってな感じ。これじゃあなあ。シリーズキャラに巧いこと馴染みを持たせるエピソードの配置は悪くないけれど。
とりあえずこの時点でメインキャラを好きな順に並べると、ハルヒ、古泉、長門キョン、みくる、という感じ。