バレンタイン(背景色でのネタバレ含)

小学校以来の仲良し女友達グループのメンバーに次々に不吉な贈り物が届けられ、殺されていく。どうやら犯人は小学6年のときにみんなで虐めたヲタク男子らしいけど、もしかしたら彼は身の回りに紛れ込んでるかも……というお話。
“『スクリーム』以後”な感じのスラッシャー映画。スラッシャーの基本をしっかり押さえてるのでそういうの大好きな僕としては大満足。でも基本だけで発展要素は皆無なのでスラッシャー映画好き以外には薦められないけれど。学園モノのその後みたいな設定は結構巧く機能していて、仲間の中にも元“looser”がいるあたり面白い。あっさりオチない展開もいい感じ。
殺しのターゲットとなる女優等は概ね魅力的で、マーリー・シェルトンはアナ・ファリス似の顔が可愛い。デニス・リチャーズは例によって無意味に薄着になるあたりよくわかってる!(この人の殺され方が一番残虐なのも大正解)シェルトンの恋人を演じるデヴィッド・ボレアナズっていう俳優がちょっとゴツすぎるけどなかなかの好男子でいいな、と思ってたらこの人『バッフィ』のエンジェル役の人だったんですね。納得。でも、これってもしかして本国の人にはキャスティング犯人がわかる映画ってことか。