キャットウーマン

奥手な化粧品会社員ペイシェンスは社の新商品に関する秘密を聞いてしまい、口封じに殺される。だが、彼女は魔性の猫の手によってキャットウーマンとして甦った!恋人の刑事との仲も進展し、備わった能力で自由を満喫する彼女だったが……というお話。
アクションシーンは誤魔化してる感が強くてコスいし、キャットウーマンのコスチュームがダサくて「せっかく美人なハル・ベリーが……勿体無い」という感情を引き起こさせてくれるものの、お話のほうはなかなかの燃え展開。主人公が刑事さんに疑われたり信じられたりしながらラブを育てるお約束な趣向が楽しめるし、物語のキーとなるのが美肌クリームだったりラスボスが社長夫人兼年増モデルだったりする捻った筋立てもよし。あのラストだと続編もありそうだけど、観てもいいかな。
ペイシェンスを演じるハル・ベリーは前述の通りメイク・髪型・コスチュームともに似合ってなくてなんだか可哀相。ラスボスのシャロン・ストーンはイジメみたいなキャスティングに堂々と答えているという感じ。納得の“年増”感ですな。刑事さん役のベンジャミン・ブラットはゲイリー・シニーズをソフトにしたような顔で結構目の保養になった。