ジュブナイル(背景色でのネタバレ含)

夏休み、主人公の子供達は未来からやって来た球体ロボット・テトラと出会い、楽しく過ごしている所に悪い宇宙人もやって来る。テトラはオーバーテクノロジーだ!邪魔っけだ!ということで付け狙われ、子供達はご近所の変人天才科学者やらテトラが作った巨大ロボットやらの協力を得て宇宙人に立ち向かう、というお話。
少年時代の夏休みのノスタルジックな描写もご町内ロボ戦も楽しいんだけど、どうにも盛り上がり切らないなあ、と思ってたらラスト、まさにジュブナイルSFなキラキラ感(ちょっとセピア色)を感じさせるシーンがあって、ああこれがやりたかったのかと納得。ただ、大人になった主人公達役のキャスティングはもう少し何とかならなかったのか。あそこで吉岡秀隆とか緒川たまきとか、それどころか川平慈英なんか見せられたら夢も希望も失せるじゃないか。
対して子役は概ね良い感じ。主人公役の男の子が一番存在感無いんだけど、まあ悪くはない。紅一点の鈴木杏は“遠い夏の日”っぽさ溢れる存在感で輝いている。泣き顔も可愛いなあ。