マッハ!!!!!!!!

タイの田舎の小さな村の大切な守り神である仏像の首が盗まれ、村の若者ティン君は町に出て、同じ村出身のチンケなチンピラの協力を得ながら、得意のムエタイを活かして盗人一味と対決!というお話。無駄に死人の出るストーリーとか消化不良すぎるラストシーンとかぎこちない編集とかが気にならなくもないんだけど、うあー、面白かった。
もう、トニー・ジャー演じるティン君が“アホみたいに強い”という概念を全身で体現してくれて爽快すぎる。追っ手から逃げながら様々な曲芸を披露するコントみたいなアクションは笑えるし、その後のやるほうもやられるほうも本気で痛そうなマジバトル展開はオトコノコ的感性に乏しい僕ですら燃えた。闘技場(?)で三連勝したティン君に「お前には負けたよ」的たくさんの拍手と投げ銭が降るシーンが妙に感動的だったりして、ニュー・アクションスター誕生!みたいな興奮は十分な映画ですな。
で、重要なのがトニー・ジャー君の可愛らしさ。かわいいー!二枚目では全くないのだけど、若いアクション俳優らしく全身にピチピチ感が漲っているあたり最高。これからの出演作も気になるところだ。あと、ヒロインも美人じゃないなりに可愛かったけど、いかんせんやかましすぎるかなあ。脚本もうちょっと何とかならなかったのか。