ボウリング・フォー・コロンバイン

アメリカの銃犯罪周辺を巡っていろんな人にインタビューするドキュメンタリー、って説明する必要あるのか疑問なくらいの話題作。とても眠い時に見たにも関わらず終盤まで眠くならなかったのでなかなか巧い作りになってるのでは。ネタの扱い方も、カナダに行っていろいろ話を聞くあたりまでは都合いいまとめ方だなーと思いつつもなかなかスリリングで面白かった。
でもその後はだんだん下品な感じになって来てしまってどうかと。監督自身が前に出て来るに従って不公正なムードが高まって来るようだ。特に、Kマートに抗議に行くくだりとチャールトン・ヘストンへのインタビューは引っかかる。「これが死んだ女の子です」って、そりゃワイドショーか。なんだかなあ。
インタビューされる面々の中では序盤で出て来たビル爆破犯の兄が一番のナイスキャラだったように思う。