白いカラス

黒人に対する差別的発言でクビになった年老いた大学教授アンソニー・ホプキンスはある日暗い過去を抱えた若い女ニコール・キッドマンと出会い、最後の恋に落ちる。しかし、彼には重大な秘密とそれにまつわる悲しい思い出があった、というお話。
重いテーマをいろいろ詰め込みすぎて何やら急展開。雰囲気が醸し出される暇がなくて味気ないなあ。最初と最後だけナレーション使った変な叙述形式もぎこちないし、何より問題なのはホプキンスと二コールの相性があんまり良くないことかと。ホプキンスとその友人の作家ゲイリー・シニーズ(意外なことに普通にカッコいい)が一緒にダンスするシーンのほうがよっぽどロマンチックってのはどうかと思うな。僕の嗜好としてはそれでオーケーとも言えるんだが。