ブレックファスト・クラブ

アメリカ学園物の古典ということで、見てみました。それぞれに何かやらかして懲罰を食らったガリ勉、体育会系、不良、お嬢様、ゴスっ娘の五人が土曜登校で図書室に集められる。始めは全く打ち解けなかった彼等も次第に心を開き、お互いの悩みを打ち明けあう、というお話。まるで世の中にはひどい親しかいないかのようだったり、立場は違っても同世代なら必ず理解し合える、みたいな部分が趣味じゃなく、かなり鼻につくものの、それでも最後まで見るとなかなかに感じ入ってしまった。これは相当出来がいいんじゃないだろうか。嫌な先生側をも一応フォローするような描写があったり、最後まで“結論”は出なかったりするあたり好バランスだと思う。まあ、最後にはお約束でカップルが成立してしまうのはどうかと思うのだけど。
出演した時点では若かったキャストの面々の今の様子を調べるとなかなか興味深かった。特にガリ勉君役のアンソニー・マイケル・ホールって人がこんな凶悪な面相になってたのはちょっとショック。でも今のほうが魅力的かな。