ピッチブラック

こちらもB級SF映画。星間宇宙船が不時着した惑星は凶暴なモンスターどもが棲む星だった!宇宙船の乗客+女航海士一人はすかさず一致団結してモンスターの魔の手を逃れ逃げようとするが……というお話。ヴィン・ディーゼル演じる主人公の脱獄囚以外のほとんどの皆さんの顔に力がなく、どうにもキャラが立ってない上に展開がモタモタしてるので結構退屈。真っ暗だったり三色の太陽光に照らされたりするビジュアルにもあまり興味を惹かれない。
でも後半何やらどんどん重たいムードになるのにはびっくり。死人が出るたびに生き残った者のキャラが立っていく不思議な展開。きちんと弱い者から死んでいくあたりちょっと面白いな。あと、ある人物が「実は悪い人」だったことを、脱獄囚が信頼を得る展開に奉仕させていないのは好ましい。
で、続編『リディック』はどうなのかな。観に行く予定なんだけど。