スチュアート・リトル

ネズミを養子にしました。ネズミだけど家族なんだよ!って話。これって明らかにファミリー向け映画であるわりにどうもストーリーが偏ってるような。ネズミと人間の子供がお互いを兄弟と認め合う重要なイベントが「模型ヨットレースでリモコンが壊れちゃったけど代わりにネズミに操縦させて優勝!」って明らかにルール違反なのはまずいだろ。レース参加者の誰からも文句が出ないのは正しくないな。ネズミが自分の本当の家族を確認するエピソードも少々強引さを感じさせるものでどうかと思うし。全体的にどうもテンポが悪いのだなあ。
と思ってたら驚愕の事実が発覚。この映画の脚本にはM.ナイト・シャマランが関わっているそうで。ええっ?ちっともそんな感じがしないのだけど。「ネズミはマイノリティー人種の暗喩」ってネタをほのめかしてる(らしい。僕にはよくわからん)あたりがそうなんだろうか。それにしてもファミリー映画にそんなネタいらんだろうよ。
ネズミの声を担当してるマイケル・J・フォックスの演技はいい。泣かせる。ただしCGネズミの出来具合がいまいちで、首から上と下の質感に違和感があったり、動きばかり大げさでいささか表情に乏しいあたりが勿体無いな。続編のほうが面白いらしいのだけど、見るかどうかは微妙。