ウィズ・ユー

またケビン・ベーコンを見てしまった……。何かの呪いか。とりあえずどうということもない映画ですな。知的障害を持った青年と少女の心の交流の話、というあらすじから想像できる範囲を一歩も出てないし、かと言ってしっかり王道を押さえているというわけでもないので微妙。ケビン・ベーコン知的障害者演技がなんかすごくデフォルメされてて、まるで「知的障害者の真似をして受けを狙ってる人」みたいに見えてあんまり気持ちよくない。少女役の子も雰囲気が健康的すぎる気が。
おじさんと少女の話はツボなはずなんだけど、これは男のほうも内面は子供だからなあ……。それにあくまでlikeであってloveじゃない感じだし。青年→少女はlove かもしれないが少女→青年が単に珍しいもの好みという風に見えてしまうのがまずい。そのせいでラストが切なさに欠ける……と言うかそれほど切ない話にする気もなかったのかな。まあいいか。