デッドコースター

ファイナル・デスティネーション』(→感想)の続編。ウキウキしながら楽しく見られる映画ではあるのだけど、前作よりはそれでも少し落ちるかな。主人公とそのパートナーの結びつきが前作に比べてだいぶ弱いこともあって、主人公の行動にあまり悲壮感が漂わないあたりが瑕かも。悲壮感があってこそブラックな展開が際立つからなあ。
とは言え続編としては実にちゃんとしていて、登場人物の年齢層は上がったもののキャラの立て方(例えば、冒頭の生存者が一部屋に集まってる画面の時点で既に全員のキャラ配置をなんとなく観客に伝えてしまっているところとか)に学園モノのスピリットが感じられるあたり、とても好きだ。主人公の女の子か警官さんに萌えておけば終始いい気分で見られますよー、ってことまで冒頭で示してるのは凄い。それって僕の思い込みにすぎないわけだけど。