ブリジット・ジョーンズの日記

まあ、丸っきり少女マンガのノリですな。太っててドジで賢くもない三十過ぎの何にも魅力なんてないはずの女主人公にハンサム二人が言い寄ってきてどっちを取ろうかしらーってな感じの王道ストーリー。王道すぎて先がどんどん読める。主人公の妄想がそのまま映像化されたりするあたりなんてモロに少女マンガ。でも僕そういうノリは決して嫌いじゃない、と言うかむしろかなり好きだということを自覚してしまった。
この映画が成功してるのはやはり主人公ブリジット役のレニー・ゼルウィガーによるところが大きいと思う。太っててもそれが醜くさでなく可愛らしさにうまくつながってるルックスから大袈裟な動作に至るまでこれでもかとばかりに観客の共感を煽る実にキュートで魅力的なヒロイン像で、女性受けがいいのも頷けるなあ。少女マンガ風ラブコメとしてはもうちょっとあざといくらいに盛り上げてくれてもよかったんだけど、お約束な展開(殴りあう二人とか戻ってくる彼とか)がとても心地よいので良し。


で、ここからはミーハー感想。ヒュー・グラントもタラシな役に実に合ってて良いとは思うけど僕はもうコリン・ファースに夢中だったね。見てる間。最初性格的にはグッとくるんだけどルックスがあんまり……と思ってたらルックスもどんどん魅力的に思えてきた。なんか、常にムッツリした顔ながら目がキラキラしてるように見えるんだよ。かっこいいなー。かわいいなー。次回作『ラブ・アクチュアリー』も必ず見よう。