グリーンマイル(背景色でのネタバレ含)

これは数日前に見た。感想書くのが難しかったんでほっぽっといたのだけど、やはりこれって大筋で失敗してる映画なのでは?僕が言うのもなんだが。たぶんラストからすると神の厳しさ・残酷さ・気まぐれさのようなものがテーマなんだろうけど、それよりも“神の奇跡”であるところのジョンの過剰な純真さが内包するタチの悪さのようなものを描いているように(間違って?)受け取れてしまった。何と言うか、ジョンが“神の奇跡”であることと彼がいい人であるってことがごっちゃになってて具合悪かったんだよなあ。
しかしこれらのこととは関係なくこの映画が見れて僕はとても喜ばしいのだったり。何故ならボンボンでバカな看守パーシーがかわいくてエロくてもうたまらんからですな。行っちゃったかと思ったらエロマンガを隠して読みながら再登場するシーンでは思わず布団に突っ伏してしまった。このキャラクターがここまで(ある種の人達の)被虐心を煽るものとなってしまったのは計算外のことだろうな。パーシーのキャラが映画全体のバランスを揺るがしてしまっていると言っても過言ではない。この映画が善人と悪人を最初っから分けてしまってるかなり一方的なものだということを観客に知らしめてしまうのもパーシーが“処刑”されるシーンのせいだし。
シリアスとユーモアのバランスがちょうどよくて更にパーシーが最高にかわいい前半部に限ってはこの映画が好きだと言える、かな。