ミシェル・ヴァイヨン(背景色でのネタバレ含)

試写で。うひーしょぼい。しょぼしょぼだ。画面は色とかとっても綺麗なんだけど、原作がコミックなだけあってストーリーは全てにおいてマンガチック。悪役の女のベタな妨害工作なんかマンガチックの極み。いやもっと凄いのはその女の手下の女だ。口から紐にぶら下げた蝶を垂らしてたりするわけわからんビジュアルに始まって仕草から表情に至るまで見事にマンガ的なぺらぺらさを体現してる。チョイ役なのに目が釘付けだった。
でも僕こういうマンガチックさは嫌いじゃないのだよ。あの悪役の女の間抜けさも好きだしな。だから緊迫感に欠けてたり人死にが出ても全く絵空事っぽくて悲しくもなんともないのは別にいいのだけど、最後の肝心のレースの勝敗を決めるのがオイル切れで走らなくなったから手で押して進めてる車パンクしてノロノロ走行になった車の対決ってのだけはちょっと。盛り上がらないことこの上なし!
主人公ミシェル役の俳優さんは正統な二枚目なので(ただし揉み上げのあたりの筋肉がぷくぷく動くのが笑えるけど)彼の綺麗な表情を愛でるだけのために見るってのもありかと。他の味方側キャラは総じて存在感が薄いのでキャラ萌えを期待していくとあれだが。