アメリカン・サマー・ヒストリー

昨日見た『アメリカン・パイ』の続編。これはいい!キャラモノの続編としてほとんど完璧と言っていいんじゃないだろうか。前作をきちんと――と言うかそのまんま踏襲してることによる“お約束”感がまず心地いいし(ジムの“一生の恥”的体験とかジムのお父さんの出オチキャラとかスティフラーの汚い系ネタとか)、その上で登場人物それぞれの成長を描いてもいるんだからもう涙も出るってなもんだ。実際、ジムがトロンボーン持って駆けつけるシーンは完全に“泣ける”シーンになっててびっくりした。
前作では色物扱いだったミシェルを色物的要素はそのままに「可愛い」と思わせるキャラとして描いているのは勿論のこと、前作で散々懲らしめられたあのシャーマンまで再登場してしかも「ああこの人にも素敵な相手が見つかれば」と思わせるように描いているのに至ってはお世辞じゃなく感激した。キャラモノとしてこれほど正しいシリーズ映画もめったにないな。いやほんとに。と言うわけで、第三弾(完結編)も早く日本で公開するように。>配給会社