ファイナル・デスティネーション

うわあ、物凄いバカ。でも面白かったので問題なし。「スクリーム」シリーズはスラッシャー系ホラー映画のパロディだったけど、これは同じ人がどんどん死ぬ映画でもオカルト系……「オーメン」とか?のパロディっぽい映画。
「スクリーム」ほど意図的な感じがしないのでバカっぽさが際立ってるんだけどとにかく見てて楽しい!不穏な空気を盛り上げるとか、そういう雰囲気作りの面ではことごとく失敗してて、でもその分バカな面で頑張ってる感じが努力賞。「運命」の力による登場人物達の死に様が、あっこの人死にそう、と思った次の瞬間に死んでるパターンと、じらしてじらして期待させた上でグロく意外性のある死に方をさせるパターンの主に2パターンあって、どっちも非常にエンターテインメント性がある。いやー悪趣味だなあ。バカだなあ。
ラストも「こういう風に終ってくれたらいいな」と思ってたまさにその通りの後味の悪い終り方をしてくれて思わず歓声を上げ……はしなかったものの、実に嬉しかった。ミステリっ子にもお勧め。さて、今度は続編を見よう。


ところで、怖がりすぎなビリーって子がかわいいなあ、と思ってたら、えっ!あれがショーン・ウィリアム・スコットなのか。うわあ、ファンになってしまうやも。バレットモンク観に行きたくなっちゃったじゃないか。どうしてくれるんだ……。