チャック・パラニューク『ララバイ』

初めてパラニュークを読みました。面白かった。ギリギリのところでセカイ系になりそうでならないところがいい。主人公とヒロインを出会わせるためなんかではなく、ともかく間引きの歌はあって、オイスターとモナはいて、ロード・ムービーじゃなくなったかと思ったら結局ロード・ムービーとして終わったりする。四人の殺し合いは馬鹿馬鹿しい幻想に包まれて妙に爽やかだ。好き。
ラニュークは『サバイバー』も積んであるので、順次読もうと思います。