ドッジボール

零細スポーツジムを営むピーターは、隣のジムの経営者ホワイトにジムを買収されそうに。悩んだ挙句、彼と仲間達は金策のためドッジボール大会への出場を決める。名コーチの協力も得て奇跡的に勝ち進む彼等の前に、再びホワイトが立ちはだかり……というお話。
これは楽しい。『ズーランダー』(→感想)にいまいち乗れなかった僕としては、ベン・スティラーが敵役に回るだけでこんなにバランスが良くなるのか!という感じ。主演のヴィンス・ボーンが普通っぽいのがいいんだな。それと対照的に外見だけでキャラが立っている彼のチームメイトも含め、“A True Underdog Story ”ってサブタイトルにふさわしい負け犬達の微笑ましい頑張りと、嫌味のないハッピーエンドを終始いい気分で見守れました。ギャグが十分すぎるほど観客に受けていたのも印象的。
と言うわけで、ベン・スティラーはこれからずっとこういう役を進んでやればいいと思う。彼がなんだかすごいことになってるエンドクレジット後のおまけも必見。またも夫婦共演のクリスティン・テイラーは今回なかなかのヒロインっぷり。その他ジャスティン・ロング可愛い!とかあの人アラン・テュディックだったのかー!とかミッシー・パイルやっぱりすげー!とかいちいち褒め称えたくなるほど脇が完璧。そうそう、お馴染み他業界の有名人カメオ出演もありますよ。