サンダーバード

一家で国際救助隊やってるトレイシー家、通称サンダーバードが大ピンチ!なんと、長男を助けるため隊員全員が宇宙に行って遭難、秘密基地には末っ子アランと他数人しか残っていないのだ。アラン君は仲間と協力して基地に侵入して来た悪者フッドの悪行を阻止しようとするが……というお話。
えーと、感想は大体殊能たん と一緒。オープニングクレジットのアニメは素晴らしいし、音楽にもメカやら小道具の造形にもウキウキできて悪くない子供向け映画だと思うけど、速すぎる展開に描写がついていっていない印象がある。最低限、アランがサンダーバード隊員となるに足りないものは何か?ってのと、それを克服する過程をわかりやすく描いてくれなきゃ。シリーズに大してはかなり興味が持てたので、続編に期待かな。今作ではほとんど出番のなかったお兄ちゃん達(個人的お気に入りは四男)の活躍が見たい。
キャストには概ね好印象。顔が可愛くないところが可愛いアラン役ブラディ・コルベットは特に子供向け映画の主役として理想的。隊長役を物凄く嬉しそうに演じてるビル・パクストンも微笑ましい。気になったのはロン・クック演じるパーカーで、やたらにコメディ・リリーフとして扱われるんだけどなんだか無理がある。あんなすぐ顔赤くなるおじさんじゃ合わないだろう。もっと飄々としたキャラのほうが面白かった気がするなあ。