TATARI

お化け屋敷ものホラー映画。あらあら、全然怖くないですね。白けてしまいました。なんなんでしょう、あのロールシャッハ・テストの絵柄みたいなお化けは。いや、別にホラー映画だからって怖い必要があるなんてこたあないのですがね。怖くない代わりに例えば物凄く悪趣味だったり、ミステリ的な面白さがあったり、キャラが立ちまくっていたり、とか、そういうのが欲しいわけですよ。この映画はどれも無し。だめだめだー。特にキャラ描写には不満がいっぱいだ。なんか微妙にロマンスも発生してたっぽいからそこんとこをちゃんと描けばよかったのに。
冒頭に出てくる遊園地の設定だけは妙に悪趣味で面白かった。ああっ?乗り物故障してる?どうしよう、死んじゃう!→ふふふ、うっそー。そう思わせて怖がらせるアトラクションでした、みたいなパターンのヒドいやつ。しかもそればっかり!あんなヒドいテーマパークがあったなら是非行きたい。