靴底の夜

結局観て来てしまった『キル・ビル Vol.1』。前情報をいろいろと聞いてしまった上で観たのでそれほど変だとも強烈だとも思わなかったけど、なるほど、評判になるだけのことはあるな、という感じ。前半は全然趣味じゃないけど東京に来て以降のパートは変さのバランスがちょうど良くて面白い。GOGO夕張戦とオーレン石井戦は特にこれでしか見られなそうな感じがして良かった。GOGO夕張はどうせならパンツ見えたほうがいいのではと思ったけど、スパッツ履いてたそうで。なーんだ。あとは「これが噂のぎこちない日本語か」とか「しょぼい鹿威しってこれか」とか「アニメパートほんとに前田愛が出てる!」とか考えながら見てた。
で、観終わってもまだ時間があったのでもう一つ『10億分の1の男』を観た。これも意外に良かった。“運”を扱ったネタが大仰なわりにはストーリーは地味なのだけど、出てくる俳優がみんないい顔でなんだか顔見てるだけで満足してしまった感じが。あと、運を競い合う“ゲーム”がやはり地味ながら面白い。目隠しして林の中走って最後まで木にぶつからなかった人が勝ち!とか。あんまり盛り上げようとしてない風な演出が妙な雰囲気を生み出してて良し。