怪奇大作戦 第24話「狂鬼人間」 第25話「京都買います」

複雑怪奇な事件の真相を科学を駆使して暴いていくSRIの事件簿みたいなシリーズ。いきなりシリーズ終盤の二話だけを見たのでキャラモノとしての楽しみが薄かったのが残念。で、感想はというと、うーん、いわゆる“ネタ”としての鑑賞に留まらざるを得ないなあ。真面目に見るのはすごく難しい。ま、面白かったからそんなことはどうでもいいのだけど。とりあえずどっちも笑えた。特に連続仏像盗難事件の話「京都買います」に登場する仏像研究者の美人さんが「仏像の良さがわかる人だけの世界を作りたいの」だの「仏像は私だけのもの」だの不条理ギャグみたいなセリフを連発するのには爆笑。さらにこの話はオチがかなりトンデモでそれも笑える。SRI隊員と美人さんとの淡いロマンスの描き方も良かったんじゃないかな。可笑しくてそれどころじゃなかったけど。
「狂鬼人間」のほうは精神障害者が殺人を犯す事件が相次ぎ、その事件の裏には……という、「精神異常者が刑を免除される理不尽への抗議」みたいな今から見ると笑っちゃうほど差別的なネタを扱ったお話。出演者の熱意溢れるピチガイ演技が笑えます。こちらもかなりトンデモ。
マニアの皆さんの間では有名作なんですかね。チェックする機会があって良かった、かな。