2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

海猫沢めろん『左巻キ式ラストリゾート』

主人公の男の子が目覚めたら異世界。そこはこんな12人の女の子達(注:リンク先は18禁)が生活する学校だけがある世界だった。校内で起こった連続強姦事件を捜査することになった主人公は強姦を「再現」して調べて(?)いくが、強姦事件は殺人事件に発展し……

望月諒子『神の手』

編集者の男と医師と雑誌記者の女が、いなくなった一人の作家志望の女・来生恭子とその凄まじい作品に翻弄され、追い詰められてゆくお話。 うわー感想書きにくい。確かな手応えはないのにとてつもない圧力を持って迫ってくる雰囲気を持った小説で、確かにこれ…

法月綸太郎『誰彼』

新興宗教の教祖に脅迫状が届き、それに関する捜査を依頼される法月綸太郎(作中人物)。一方、あるアパートの密室状態になった部屋で首なし死体が見つかり……というお話。お馴染みのりりん*1シリーズの3作目。 初読時(たしか小中学生の時)はえらいつまんな…

スイミング・プール

イギリスの売れっ子女流ミステリ作家シャーロット・ランプリングは本の出版者で愛人でもあるジョンの勧めに従ってフランスの別荘に滞在する。そこにやって来たジョンの娘リュディヴィーヌ・サニエはその奔放さでランプリングを辟易させるが、彼女も次第にサ…

白いカラス

黒人に対する差別的発言でクビになった年老いた大学教授アンソニー・ホプキンスはある日暗い過去を抱えた若い女ニコール・キッドマンと出会い、最後の恋に落ちる。しかし、彼には重大な秘密とそれにまつわる悲しい思い出があった、というお話。 重いテーマを…

復帰

しました。無理矢理に。荒療治として映画館ハシゴして来ました。これでやっと映画館で映画が観れる体になったー。スパイダーマン2に間に合わなかったらどうしようかと。と言うわけで以下はその映画感想と読んだ本の感想を簡単に。

グランセイザー日記

レンタルで出てるビデオは全部見てしまったので今度は神谷豪の中の人*1出演作品に手を出してます。 今見てるのは正木氏主演の『真・女神転生〜デビルサマナー』っていうドラマのセカンドシーズン(ファーストのほうはビデオ屋になかった)。これもなかなか凄…

超星神グランセイザー 第38話「超古代からの来訪者」

TV

堀口博士が調査していた超古代文明のものらしい自立思考型ロボットオメガが国防省から逃げ出す。この時代の情報を得るとかいう目的の下に未加ねーちゃんとデート(;´Д`)するオメガ。オメガはどうやらグランセイザーの仲間っぽい?ということで未加もそれ…

「ミステリ+グランセイザー」物件

うわびっくり。あの茗荷丸さん(id:myoga)もグランセイザーに熱中してらっしゃるじゃないか。これは頼もしい。

グランセイザーに脳の容量を奪われつつ

最近ちょっと嬉しいのは、ショーン・ウィリアム・スコットが『ランダウン』をきっかけに同人方面で微妙に人気が出てきたこと。 死ぬまで見れないと思ってたアメパイやおいが見れるかもしらんなあこれは。楽しみ。あ、そう言えばアメパイ3買ってなかった。

匂いで犯人がわかる小説

元さん(id:h-moto)と紅蓮魔さん(id:gurenma)のところで話題になってますが、こういう本がありましたよそう言えば。これも表紙を擦ると匂うやつ。 その匂いが犯人を突き止めるヒントに……ってことなんですが、まあ作者が吉村達也なんで。匂いネタも壮大に…

今日買った物

コレ。 もはや自分に対する言い訳すら用意できない状況。 本とか映画どころじゃないのでまだしばらく更新は滞ります。

芦ヶ原伸之氏死去

読冊日記で知りました。これは結構ショック。『一生遊べる 奇想天外パズル』は小学生の頃のバイブルでした。この人が訳したパズル図鑑みたいなの全3冊を区民センターから借りてきて眺めるのも好きだったなあ。パズル雑誌に手を出したのもこの人の影響だし。…

超星神グランセイザー

あはははは。レンタルで第1話から見てみたら、予想通り大いにハマってしまった自分に大笑い。チャチすぎダサすぎ安すぎ古すぎで、困った、これでは萌える前に失笑してしまうかも、とか思ってたのに神谷豪が出て来た途端それらの問題が一瞬で奇跡的に解決され…

藤木稟『夢魔の棲まう所』

久々の朱雀十五シリーズ新刊。ファンを待たせる所まで京極を真似なくても……。しかも柏木可愛さのためだけにこのシリーズを読んでいた僕は柏木登場しなそうな前作を未読で、このシリーズ読むのはすごく久しぶり……なのにすげーつまんなかった。もうこのシリー…

人体の不思議展@札幌メディアパーク・スピカ

やっとこさ行って来ました。モノホン人体標本がばしばし展示してある催し物。わー人間の輪切りだー、ってな俗っぽい興味とうおー人体の神秘!みたいな純粋に科学的文化的な興味が混ざり合った感慨を味わえてなかなか面白かった。胎児や病気持ちの臓物の標本…

芝田勝茂『進化論』

大学院生・塩瀬祐介の教え子であり、互いに密かな恋心を抱き合っている少女が処女懐胎で「神の子」を身ごもった!一方、祐介が毎夜見る夢には未来の自分が旧人類に取って代わろうとする「神の子」と敵対し、戦争に携わっている様が現れ……というお話。どうに…

芦辺拓『ネオ少年探偵 妖奇城の秘密』

芦辺たんったらいつの間にこんなの書いてたんだ。「6年の学習」っていう学研の雑誌で連載してたものをまとめたものらしい。「エンタティーン倶楽部」という叢書に収まってます。で、これが意外に楽しめた。少年少女探偵団がお城が消えたり仮面の悪魔が消え…

本格ミステリ作家クラブ編『本格ミステリ04』(その3)

・高橋克彦「筆合戦」 △ 「日常の謎」派ミステリとして合格点だとは思うのだけど、この一編だけ読むと説明もなしに唐突に登場するキャラがいたりでどうにも具合がわるい。連作短編集の形で読みたいな。 ・北森鴻「憑代忌」 △ 何だよ何だよ長々と引っ張っとい…

トスカーナの休日

作家フランシスは離婚した辛さを吹っ切るためイタリアのトスカーナに旅行に出、そこで衝動的に古い家を買ってしまう。家の改装に手間取りながら彼女は現地で新しい人間関係を築いていく……というお話。何だかあからさまに年増女性の願望充足ドラマ&イタリア…

本格ミステリ作家クラブ編『本格ミステリ04』(その2)(背景色でのネタバレ含)

・芦辺拓「78回転の密室」 ○ 義理人情の絡み方がいかにもこの作者っぽくて結構好き。事件の真相もパターンとは言えそこそこ意外だし。ただ、腹話術って実際に腹から声が出てるのか?そこがすごく気になった。 ・石持浅海「顔のない敵」 ○ 社会ネタの扱い方が…

本格ミステリ作家クラブ編『本格ミステリ04』(その1)

せっかくなので各編ごとに軽い感想書きます。あらすじ紹介は無しで。◎○△×は好ましさの度合い。・横山秀夫「眼前の密室」 ○ いつの間にか密室殺人が起こっていつの間にか解決されちゃったーってな読後感で、本格ミステリとしてはちょっと物足りないものの、や…

ゴッドandモンスター

かつてホラー映画の名監督として名を馳せたジェームズ・ホールも今は引退し忘れられ、ただの気取り屋で孤独なゲイの老人となっている。脳卒中の影響で過去の情景がたびたび目の前に甦るようになった彼はある日、新入りの筋骨隆々の庭師クレイトンに目を止め…

サイボーグ動物

web

わあ、素敵なCGの使い方だこと。イルカみたいなのとか、サイとかカメとか馬とかかっこいいー。読冊日記より。

辻村深月『冷たい校舎の時は止まる(上)』

第31回メフィスト賞受賞作。この薄さで三分冊三ヶ月連続刊行ってのはどういうことなのか、もう何も言えん。でも内容のほうはこれが意外に悪くない!びっくり。ある雪の日学校に不思議な力で閉じ込められた仲良し高校生8人組。彼等はクラス内で起きた自殺事…

ブレックファスト・クラブ

アメリカ学園物の古典ということで、見てみました。それぞれに何かやらかして懲罰を食らったガリ勉、体育会系、不良、お嬢様、ゴスっ娘の五人が土曜登校で図書室に集められる。始めは全く打ち解けなかった彼等も次第に心を開き、お互いの悩みを打ち明けあう…

中井拓志『quarter mo@n』

岡山県のある新興住宅地区で次々と続発して起こる子供の自殺や殺害事件。現場には必ず謎のメッセージが残されていた。事件の裏には恐るべき子供達の帝国があって……というお話。これは、やたらと分量の多い小説であるわりにいまいちな印象。そもそも実生活で…

HERO(背景色でのネタバレ含)

名立たる剣の達人である三人の暗殺者を打ち倒した功によって、通常は100歩までしか近づけない秦王に10歩まで近づくことを許された小役人無名。彼は三人を倒したいきさつを秦王に語り始めるが……というお話。わー、変なの。アクション映画なのに「藪の中」モノ…

アーサー・C・クラーク『2001年宇宙の旅』

えー、スタンダード中のスタンダードですな。映画先にありきとは知らなんだ。謎の石版モノリスを巡り人類が宇宙人にいろいろ翻弄されるお話です。ヒトザル達の前に現れた謎の石版は何をなしたか?→その三百万年後、月面で発見されたのは……という冒頭部は大い…

ピッチブラック

こちらもB級SF映画。星間宇宙船が不時着した惑星は凶暴なモンスターどもが棲む星だった!宇宙船の乗客+女航海士一人はすかさず一致団結してモンスターの魔の手を逃れ逃げようとするが……というお話。ヴィン・ディーゼル演じる主人公の脱獄囚以外のほとんどの…