2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

スリーピー・ホロウ

面白かったけど、あんまり印象に残らないような。さっき見終わったばっかりなのにもう忘れかけてるのは僕がおかしいのかな。よく覚えてるのはジョニー・デップの助手になる少年の可愛らしさくらいだ。あの子は良かった。“美少年”じゃないところがいいな。 全…

長谷川町蔵氏関連

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はてなダイアリーに再参入だそうです(id:machizo3000)。 ちなみに3月の“表紙不美男”はポール・ベタニー様。きゃっほー。公開待機作にテニスのコーチ役(コーチされるのはキルステン・ダンスト)をやってるのがあるらしいですぜ。すさまじく萌えそう。

グラディエーター

僕はダメだなあ、これ。こんなに気持ちの良くない娯楽映画は久しぶり。とりあえず、将軍から剣闘士に堕ちるも復讐を果たす主人公をもっと好感の持てる人物に描いてくれないと。いや、好感が持てないのにはラッセル・クロウの顔が嫌いという僕の趣味が多分に…

おお、僕の大好きな海外学園物じゃないか! と思ったらそれっぽい要素があるのは最初だけだった。がっかり。でも、主人公役のソーラ・バーチとモテ男役のデズモンド・ハリントン、メガネ君役のなんとかっていう俳優の3人は、出てくるだけでどういう意味のキ…

ゴシカ

ダークキャッスル・エンターテインメントの4作目。やはり微妙だった。のべつ幕なしに出てくるショック演出はある程度成功していると思うけど、それが謎解き要素と上手く噛み合わず(と言うか概ねただのハッタリで)、非常に虚しい感じがしてしまう。この映…

ペイチェック 消された記憶

試写で見て来ました。何人かでツッコミ入れながら見ると面白そうな映画ですな。小学校に置いてある顕微鏡の性能がすごい!とか銃突きつけ合いながらぐるぐる回るなー!とか尋問しながら椅子を回転させる意味は?とか。いや実際はそれほどツッコミ所満載って…

ジョナサン・キャロル『死者の書』

得体の知れなさについてはかなりのものがある作品だけど、あまり僕の好みではないような。作中の世界がどんな「仕組み」で動いているのかということについては読んでる途中で大体の見当がつくものの、最後まで読むと(またはそのずっと前から)その見当が「…

アップタウン・ガールズ

いや、予想通り泣きましたけど。でも期待したほど微笑ましく爽やかなお話じゃなかった。話の筋をもっと「大人になれない大人」と「子供らしくない子供」の二人の女の友情物語に絞ったほうがスッキリしていいんじゃないだろうか。主人公の恋の行方なんていう…

高慢と偏見

ジェーン・オースティン原作の海外ドラマ。全話まとめて見た。全部で6時間ほどもあるのだけど、画面の中で煩いくらいの自己主張を代わりばんこにしていく多彩な登場人物のおかげで退屈せずに見られた。特に、見事なまでに俗っぽいMrs.ベネット、見事なまで…

新刊情報

・3月上旬 近藤史恵『二人道成寺』 文芸春秋本格ミステリ・マスターズ 歌舞伎シリーズ最新作。これも期待。ああ、でも『桜姫』読んでないんだよなあ……。

ジェフリー・ディーヴァー『ボーン・コレクター』

海外物かつ上下巻の長いお話ながら、読みやすい翻訳のおかげでするする読めた。リーダビリティに関しては楽に合格点をクリアしていると言っていいな。んー、でもなんだか。ちょっとばかし「事件は会議室で起きてるんじゃない!」的な感慨を抱いてしまう。犯…

ニューヨークの恋人

期待したほどではないかな。ヒュー・ジャックマン様の目が眩むほどのジェントルマンっぷりは勿論期待通りなのだけど、それが必ずしもロマコメ的「うっとり装置」を強固にすることにはつながっていないという感じ。もっと!もっとうっとりしたいのに!やはり…

新刊情報

・4月 乾くるみ『イニシエーション・ラブ』 原書房ミステリー・リーグ 買います。期待、しています。

新刊情報

・3/10 鯨統一郎『富士山大噴火』講談社 おお、見事に鯨っぽいタイトル。でも買わないかも。

ゴーストシップ

『TATARI』(→感想)、『13ゴースト』(→感想)に続くダークキャッスル製作の3作目。で、今度公開する『ゴシカ』が4作目というわけですな。今作は、『TATARI』よりはだいぶマシなものの『13ゴースト』には及ばない、という感じ。悲鳴要員の美女が出てこな…

偶然の恋人

航空券をばくりっこした相手の乗ってた飛行機が墜落!死なせちゃった彼の妻に対して(自分の身元は隠して)罪滅ぼしをしようとするうちに、二人は惹かれ合い……みたいなベタなラブストーリー。特に興味の持てない話だったけど、ツッコミ所とか引っかかりのよ…

ポール・オースター『偶然の音楽』

mix deepest第8回課題本『リヴァイアサン』の予習のために読んでみた。ちなみにオースターの本を読んだのは初めて。 これは、なんだろうな。中盤までのスピード感のある展開に比べて、中盤以降は何が起ころうとそれは所詮「行き止まり」の中の出来事でしかな…

ハムナプトラ2 黄金のピラミッド

むー、これには不満を感じざるをえない。前作(→感想)と比べてCGを使ったアクションシーンの小気味よさ(と間抜けさ)、呑気でユーモラスな雰囲気、キャラクター性を活かした筋立て、いずれの点でも減退している感じ。キャラモノの続編としては全体的に前作…

13ゴースト

おお、これは。同じダークキャッスル・エンターテインメント製作の『TATARI』(→感想)よりだいぶ面白く出来てるじゃないか。『TATARI』での一番の不満はキャラ配置及びキャラ立てが上手くいっていないということだったのだが、これが解消されてるのが嬉しい…

X-MEN

あからまさにキャラモノ的楽しみ方ができそうな映画は最近なんとなく避けてたのだけど、見ちゃったよ。思ったほど正しいキャラモノじゃないけど面白いですな。映画版作るにあたってウルヴァリンを主役に据えたのが上手くいってるみたいだ。マイノリティーへ…

スタンリイ・エリン『九時から五時までの男』

いわゆる“奇妙な味”の短編集。この人の本を読んだのは初めて。全体的にお話やネタの提示の仕方が素っ気なく、そこがいいところでもあるのだけどちょっと不親切に感じてしまう所以でもある、という感じ。まあ、これは僕が意外な真相が明かされるミステリ的な…

スチュアート・リトル

ネズミを養子にしました。ネズミだけど家族なんだよ!って話。これって明らかにファミリー向け映画であるわりにどうもストーリーが偏ってるような。ネズミと人間の子供がお互いを兄弟と認め合う重要なイベントが「模型ヨットレースでリモコンが壊れちゃった…

ハムナプトラ 失われた砂漠の都

わあ、楽しい。適度に呑気でユーモラスな雰囲気の中での遺跡発掘活劇モノ。そんなジャンルがあるのかどうか知らんが。雰囲気は呑気ながら気づけば大量に人死にが出てたりして、でも主要登場人物にそのことを気に留めてる素振りが全くないのが良いな。エンタ…

アガサ・クリスティー『邪悪の家』

「解説:石崎幸二」という部分に惹かれて購入。クリスティはこれで読んだの5冊目くらい。やはりと言うか何と言うか面白かったですよ。真犯人の意外性演出なんかの点については古びてしまっている感が無きにしも非ずなのだけど、例えば犯人の殺害動機に加え…

猫が行方不明

なんかね。おしゃれ系でしょうか。主人公メイクアップアーティストだし。ストーリーにもう少し喚起力がないと僕としては辛いところだ。フランスの下町らしき場所に住む庶民のどうでもいいような生活を描いてるという外見の映画であるのだから、しょうもない…

飛鳥部勝則関連

id:tauさんの『砂漠の薔薇』評が面白い。非日常性に関するくだりはうなずきながら読んだ。

西風隆介関連

神の系譜シリーズ新刊はそろそろ刊行の模様、らしい。(情報元:“西風隆介”は“ならいりゅうすけ”と読みます) あと、今更ながら同スレッドのこれも。西風隆介=ゆうむはじめ=津田庄一(『京極堂の偽』作者)ってことなのかな。ほわー。

本屋に行った収穫

・すごいな新堂冬樹の新刊は。『忘れ雪』以上だな。オリジナルテーマ曲入りCD付きと聞いて、新堂ボーカルの歌だったらどうしよう……と恐怖に慄きましたが、どうやらインストゥルメンタルのようでした。ほっと一安心。 ・TVブロスの『マスター・アンド・コ…

蘇部健一『ふつうの学校② ―ブラジャー盗難事件の巻―』

純粋アイドル作家・蘇部健一の新作は「ふつうの学校」シリーズの2作目。これ、本当にシリーズ化したのだな。良いことです。純粋アイドル作家なので本の中身は問題ではないのだけど、それで終わらせるのもなんなので一応言及しておこう。 ええと、児童文学と…

オー・ブラザー!

これはグッときた。たまらない。まずセピア系の色調の映像が綺麗。綺麗っつってもいわゆるMTV的な綺麗さではなく、わりと感傷的な感じを受ける綺麗さ。冒頭の脱走兵三人が綿花畑(?)を逃げていく画面からして既に絵画的美しさがあって、否応なしに引き…